haname 今回「『怪物画本』VS 鳥山石燕」は、「寺《てら》突《つつ》き」対決ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『今昔画図続百鬼』)には解説文が書かれているので、原文現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。


03_02Konjakuzokuhyak1Tori_0020

Konjakuzokuhyak1Tori_0020+

『怪物画本《かいぶつえほん》』「守屋靈《もりやのれい》 寺突《てらつゝ》き」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]



『今昔画図続百鬼』巻一「寺《てら》突《つゝ》き」[安永八(一七七九)年刊、鳥山石燕作画]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。


【原文】
【現代語訳】

   寺突《てらつゝ》き
   寺突《てらつつ》き

 物部大連守屋《ものゝべのおゝむらじもりヤ》ハ、佛法《ぶつぱう》を好まず、厩戸皇子《むまヤどのわうじ》の為《ため》に滅ぼさる。
 物部守屋《もののべのもりや》は、仏教好まなかったので、仏教推進した厩戸皇子《うまやどのおうじ》(聖徳太子)によって滅ぼされました。

 其の霊《れい》、一ッの鳥と成《な》りて、堂塔伽藍《だうとうがらん》を毀《こぼ》たんとす。
 守屋の霊は、一羽の鳥となって、寺の建物壊そうとしました。

 是を名付けて寺突《
てらつゝ》きと言ふとかや。
 この鳥名付けて、寺突《てらつつ》きと言うそうです。


haname【解説】

 どちらも、ほぼ同じ構図で、息絶えた守屋の、結んでいる手の中から、飛び立つ様子が描かれています。

 ただ、髪型がちょっと違って『怪物画本』の方は省略されています。

 寺突《てらつつ》きという正体は、キツツキの一種アカゲラだと言われているので、『怪物画本』の方はそれっぽい着色がしてあるのでしょうかね。


---------------


三つ目アイコン は、聖徳太子にも、諭吉にも、栄一にも縁が無いし、毛も無い三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"




画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




◆北見花芽のほしい物リストです♪ 



web拍手 by FC2 (IDをお持ちででない方もコメントできます)


プライバシポリシー及びメールフォーム



にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ
にほんブログ村