浮き憂き江戸文学♪

江戸時代の作品を崩し字と共に分かりやすく紹介します♪

怪火

[11]「姥が火」対決! ~『怪物画本』VS 鳥山石燕~

haname 今回の「『怪物画本』VS 鳥山石燕」は、「姥が火」対決ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「宗玄火《そうげんび》」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]



『画図百鬼夜行』巻二「姥が火《うばがび》」[安永五年(一七七六)年刊、鳥山石燕作画]
[江戸東京博物館所蔵 
CC BY-SA 4.0]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。



haname【解説】

 姥が火に関しては、以前に詳しく検証したので、過去記事ご参照くださいませ。



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三つ目アイコン ねえ、ねえ、姥ガービィーのことだけどさ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 星のカービィーみたいな言い方するな!北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




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[10]「そうげん火」対決! ~『怪物画本』VS 鳥山石燕~

haname 今回の「『怪物画本』VS 鳥山石燕」は、「そうげん火」対決ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『画図百鬼夜行』)には解説文書かれているので、原文現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「宗玄火《そうげんび》」
[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]




『画図百鬼夜行』巻二「叢原火《そうげんび》」[安永五年(一七七六)年刊、鳥山石燕作画]
[江戸東京博物館所蔵 
CC BY-SA 4.0]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。



【原文】
【現代語訳】
   
〇 叢原火《そうげんび》
〇 叢原火《そうげんび》

 洛外《らくぐわい》西院《さいゐん》の南、壬生寺《みぶでら》の辺《ほとり》に在《あ》り。
 洛外《らくがい》[都の外れ]西院《さいいん》[かつて淳和院があった辺りの地名]壬生寺《みぶでら》辺り怪火現れます。

 俗、是を朱雀《すざく》の宗源火《そうげんび》と言う。
 世間一般では、この怪火のことを「朱雀《すざく》の宗源火《そうげんび》[宗玄火]言います。


haname【解説】

『怪物画本』の方は、石燕に比べると、ヒゲも無くて、なんだか弱っちく見えますね。

「そうげん火」に関しては、以前取り上げたので、詳しくはそちらをご覧くださいませ。



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三つ目アイコン むしゃむしゃ、そうげん火っておいしいよね三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname いや、食べてるのは、芋けんぴ北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




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[12]「提灯火」対決! ~『怪物画本』VS 鳥山石燕~

haname 今回の「『怪物画本』VS 鳥山石燕」は、「提灯火」対決ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『今昔画図続百鬼』)には解説文書かれているので、原文現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「挑灯火《てうちんび》」
[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]




『今昔画図続百鬼』巻二「提燈火」[安永八(一七七九)年刊、鳥山石燕作画]

※画像の調整、赤字の書入れは筆者。



【原文】
【現代語訳】
   
   提燈火《てうちんび》
   提灯火《ちょうちんび》

 田舎等《いなかなど》に、提灯火《てうちんび》とて、畔道《あゼミち》に火の燃ゆる事有り。
 田舎などで、提灯火と言って、畦道《あぜみち》燃えていることがあります。

 名にし負ふ、夜《よる》の殿《との》の下部《しもべ》の持てる、提灯《てうちん》にや。
 これは、誰もが知る夜の殿[「狐」の異称]下僕が持っている提灯でしょうか。


haname【解説】

 提灯火は、石燕の解説では、下っ端のキツネが持っている提灯の火だと言っていますが、ではキツネのシッポから火が出ていますね。

 石燕のキツネは、淡く浮かびあがっているように、怪しい感じ描かれていますが、『怪物画本』の方は、キツネベタ塗りされちゃって台無しです。

 正直、「狐火《きつねび》」と思いっきり被ってるような気がします。


 というか、火関係の妖怪って区別が難しいですよね


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三つ目アイコン 見て見て、提灯火だよ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

鼻提灯+

haname それはただの鼻提灯じゃねえか北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




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[18]叢原火 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~

haname 今回はマイナーな妖怪です。

いわゆる怪火の一種、叢原火ですヾ(๑╹◡╹)ノ"


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狂歌百鬼夜興
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叢原火01叢原火02
『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画]
大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース
※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース
※以下、赤字の書入れは筆者。


【原文】

▢叢原火《そうげんび》  季照《きせう》

 何者か 此処《こゝ》に菫《すみれ》[「住《す》み」と掛けた]の 草の庵《いほ》 燃ゆる火を見て 一夜《ひとよ》寐られず


【現代語訳】

▢叢原火《そうげんび》  by 季照《きしょう》

 の途中、寂《さび》れた草庵一夜を過ごしたのですが、かつては一体、何者が住んでいたのでしょうか?
 そのなのか、窓の外のスミレが生い茂る草むらに、火の気もないのに燃える火が見えて、一睡もできませんでした。


haname【解説】

 「叢原火《そうげんび》」はこの文字通り解釈しますと、「草むらや野原に出没する火」と言うことになります。
 狂歌でもそのように詠まれていますが、何者かの霊であることも暗示しています。

 このページの挿絵遊郭モチーフに描かれています。
 遊客の天狗足元狐火照らしていましたが、遊女足元叢原火照らしています。


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画図百鬼夜行
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叢原火(そうげんび)

『画図百鬼夜行』[安永五年(一七七六)年刊、鳥山石燕作画]
※Wikipediaより


【原文】

〇 叢原火《そうげんび》

 洛外《らくぐわい》西院《さいゐん》の南、壬生寺《みぶでら》の辺《ほとり》に在《あ》り。
 俗、是を朱雀《すざく》の宗源火《そうげんび》と言う。


【現代語訳】

〇 叢原火《そうげんび》

 洛外《らくがい》[都の外れ]西院《さいいん》[かつて淳和院があった辺りの地名]壬生寺《みぶでら》の辺りに怪火が現れます。
 世間一般では、この怪火のことを「朱雀《すざく》の宗源火《そうげんび》[宗玄火]と言います。


haname【解説】

「叢原火」「宗源火《そうげんび》[宗玄火]というでも書かれるようですが、「宗源[宗玄]壬生寺の僧であったという人の名です。
 挿絵でも人の頭が描かれていますね。
 詳しくは、『新御伽婢子』巻三に書かれているのですが、少し長くなるので、それに関しては、また、本館の方で。


※【追記】本館更新しました。






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haname 北見花芽の江戸文学紹介ブログは、「うきよのおはなし」(本館)と、この「浮き憂き江戸文学」(別館)二体制運営することになりました北見ヾ(๑╹◡╹)ノ"



三つ目アイコン
 わ~い、僕の出演二倍になるということだね三つ目
ヾ(๑╹◡╹)ノ"


haname できれば、には両方から卒業していただきたいのだが北見ヾ(๑╹◡╹)ノ"



妖怪画本・狂歌百物語
京極 夏彦
国書刊行会
2008-08-01









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北見花芽

文学やったり音楽やったり美学を貫いたりしてる自由人です♪
一応、それなりに江戸文学の専門的な研究をして、それなりの学位を取得していますヾ(๑╹◡╹)ノ"

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