
鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという、意味があるのか無いのかよく分からない企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"
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『怪物画本《かいぶつえほん》』「頼豪《らいごふ》」」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]
『画図百鬼夜行』巻2「鉄鼠《てっそ》」[安永五年(一七七六)年刊、鳥山石燕作画]
※画像の調整、赤字の書入れは筆者。
【原文】【現代語訳】
〇 鉄鼠《てつそ》
頼豪《らいがう》の灵《れゐ》、鼡《ねずみ》と化すと、世に知る所也。
〇 鉄鼠《てっそ》
頼豪の霊がネズミの妖怪となったのは、誰もが知っていることです。

鉄鼠は、延暦寺の横やりに抗議して、命を絶った園城寺《おんじょうじ》[三井寺《みいでら》]の僧・頼豪《らいごう》の怨念が、巨大なネズミとなり、延暦寺の経文を食い散らかしたという、『平家物語』に書かれている話が元となった妖怪です。
『怪物画本』の方は、ネズミの色が黒くて、鉄鼠の耳が赤いのがなんか変ですね。
鉄鼠に関しては以前取り上げたので、詳しくは過去記事をご参照くださいませ。

今回で、『怪物画本』に描かれていた妖怪と鳥山石燕の妖怪画の比較が、全て完了しました!
『怪物画本』の序文とか、妖怪の絵以外で気になる点は、引き続き、本館の方で検証する予定なので、本館の方も読者登録やブックマーク、よろしくお願いします。
こちらは、妖怪専門ブログとして、主に江戸時代の妖怪たちを、これからも紹介していきます。




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