江戸妖怪界隈

江戸時代の妖怪たちを崩し字と共に分かりやすく紹介します♪

双六

[15]提灯お岩 ~妖怪双六~

haname 今回は、提灯お岩です

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一寿斎芳員画『百種怪談妖物双六《むかしばなしばけものすごろく》』
(安政五[1858]年刊)
百種怪談妖物双六(国会)+


百種怪談妖物双六(国会)

挑灯《ちやうちん》お岩《いハ》

一 一本あし
三 砂村《すなむら》のをんねん
四 上り



haname 有名な葛飾北斎の「百物語 お岩さん」を元に描いたのでしょうね。

お岩さん
葛飾北斎 - WgFAson4ZsPVJA at Google Cultural Institute, zoom level maximum, パブリック・ドメイン, リンクによる


北斎のお岩さんは、歌舞伎(『東海道四谷怪談』)のワンシーンを元に、創り上げたものです。


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鼻提灯+


haname 鼻提灯三つ目。。。北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 









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[14]腹鼓 ~妖怪双六~

haname 今回は、腹鼓《はらつづみ》です

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一寿斎芳員画『百種怪談妖物双六《むかしばなしばけものすごろく》』
(安政五[1858]年刊)
百種怪談妖物双六(国会)+


百種怪談妖物双六(国会)

丁鳴原《たんぽはら》の腹鼓《はらつゞみ》

二 九尾《きうび》の狐《きつね》
三 茂林寺《もりんじ》
四 やまびこ
五 見越入道《みこしにうだう》

はらの皮《かハ》そんじて一ト廻《まハ》りやすみ


haname どこからともなく聞こえてくる鼓の音は、タヌキが腹を膨らませて打っている腹鼓だろう、というやつですね♪

 今と違ってこの頃はさえぎるような大きな建物もなく、夜も騒がしくなかったでしょうから、目では全く確認できないようなかなり遠くの音も、風に乗って聞こえてきたのでしょうね。

 全国各地にこのような伝承はあるようで、有名どころでは「本所《ほんじょ》[東京都墨田区]七不思議」の一つに「狸囃子」があり、童謡の「証城寺の狸囃子」もこの手の伝承を元に作られた歌です。


haname 歌のように、この絵でもちゃんと十五夜と思われる満月の下で腹鼓を打っていますね。

 描かれている花は、紫が桔梗《ききょう》で、黄色が女郎花《おみなえし》でしょう。

 どちらの花も「秋の七草」です。

 お月様には、「腹の皮損じて一廻り休み」と書かれています。

 調子に乗って叩きすぎたのか、腹の皮が破れて一回休みということです。


haname「たんぽ原」はおそらく実在の地名ではないと思われます。

「たんぽ」は綿などを布で包んで球状にして、棒を取り付けたりしたものです。
 墨をつけてポンポンと叩いて拓本をとったり、刀をポンポンと叩いて掃除するときなどに使います。
 つまり「たんぽ」を使う際の、「ポンポン」という動作から腹鼓の音を連想して付けられた架空の地名でしょうのでしょう。
 あるいは、タヌキの膨らんだお腹が「たんぽ」の形みたいだからでしょう。

「たんぽ」は漢字で「打包」と書きます。
 更に漢字を変換すると、「包《つつみ》」→「鼓《つづみ》」、「原」→「腹」、従って「たんぽ原」→「打鼓腹」となります。
 つまり、「たんぽ原」は「腹鼓を打つ」と言う意味になります。

 ここでは「たんぽ」は「丁鳴」という字になっていますが、これは腹鼓が「数丁[一丁(町)は約109メートル]もの距離まで鳴り響く」という意味で当てられた、完全な当て字でしょうね。


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[13]海坊主 ~妖怪双六~

haname 今回は、海坊主 です

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(安政五[1858]年刊)
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玄海洋《げんかいなだ》の海坊主《うみぼうず》

一 たこ入《にう》だう
二 やまびこ
三 三つめ大僧《だいそう》
四 かつぱ
五 山をとこ


haname 海に現れて船を沈める系の妖怪ですね。

 この手の伝承は各地にあったようなので、玄界灘としたのは、単に実在の地名を書いてリアリティーを出そうとしただけだと思われます。


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[12]あかなめ ~妖怪双六~

haname 今回は、あかなめ です

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百種怪談妖物双六(国会)

底闇谷《そこくらだに》の垢甞《あかなめ》

一 舩《ふな》ゆう霊《れい》
三 せうけら
五 かつぱ
六 山をとこ

haname 汚い風呂場とかで人の垢を舐めるというヤツですね!

 姿は『画図百鬼夜行』に描かれたものが元でしょう。

画図百鬼夜行


「底闇谷」というのは、神奈川県の底倉温泉のことでしょうか?

 温泉には風呂場もたくさんありますから、そこからの連想でしょうかね。


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三つ目アイコン 僕も垢を舐めちゃおうかな、ペロペロ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname を舐めたらアカン!北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 









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[11] 嫉妬の怨念 ~妖怪双六~

haname 今回は、船幽霊です

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百種怪談妖物双六(国会)

嫉妬《しつと》の怨念《をんねん》

二 おいわ  三 一ぽんあし
四 ゆき女郎  六 砂村《すなむら》のをん霊《れう》


haname 元ネタは有名な葛飾北斎画『百物語 しうねん(執念)』ですね。

1943.606 - Memorial Anniversary (Shunen), from the series...


 オリジナルの位牌と供物を枕に変えて、自分ではなく他の女と愛し合う男の枕元に、嫉妬のあまり蛇となって現れた姿を描いているのでしょう。

 嫉妬の炎も燃え上がってますし。


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三つ目アイコン 僕は、「しっとのおんねん」じゃなくて、「しっこをするねん」三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 新年から品が無さすぎる北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 









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プロフィール

北見花芽

文学やったり音楽やったり美学を貫いたりしてる自由人です♪
一応、それなりに江戸文学の専門的な研究をして、それなりの学位を取得していますヾ(๑╹◡╹)ノ"

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