haname 今回の「パクり本(『怪物画本』)と本家(鳥山石燕の妖怪画)を比べてみたよ」は、「蛇骨婆」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという、意味があるのか無いのかよく分からない企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『今昔百鬼拾遺』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。

16_01蛇骨婆
蛇骨婆+

『怪物画本《かいぶつえほん》』「へい婆々」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]



『今昔百鬼拾遺』巻一「蛇骨婆《じゃこつばヽ》」[安永十(1780)年刊、鳥山石燕作画]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。


【原文】【現代語訳】


蛇骨婆《じやこつばヽ》
蛇骨婆《じやこつばば》

 唐土《もろこし》巫咸國《ぶかんこく》ハ女丑《ぢよちう》の北《きた》に在《あ》り、右の手に青《あほ》き蛇《じヤ》を取り、左の手に赤《あか》き蛇《じヤ》を取る人住めるとぞ。
 中国の巫咸国《ぶかんこく》は女丑《じょちゅう》の北にあって、右の手に青い蛇を持ち、左の手に赤い蛇を持つ人が住んでいると言います。

 蛇骨婆《じやこつばヽ》ハ此の国の人か。
 蛇骨婆はこの国の人でしょうか。

 或る説に云ふ、
 ある説では、

「蛇塚《へびづか》の蛇五右衛門《じやごゑもん》と言へる者ゝ妻《め》なり。
「蛇塚の蛇五右衛門《じゃごえもん》と言う人の妻です。

 依《よ》りて蛇五婆《じやごばヽ》と呼びしを訛《あやま》りて蛇骨婆《じやこつばヽ》と言ふ」
 なので蛇五婆《じゃごばば》と呼んでいたのがなまって、蛇骨婆と言うようになりました」

 と、未詳。
 と言われていますが、詳細は不明です。



haname【解説】 はい、石燕は蛇骨婆について、巫咸國の人、蛇五右衛門の妻、という二つの説を紹介していますが、結局のところ、蛇骨婆が何をする妖怪なのかはサッパリわかりません。

『怪物画本』の方は「へい婆々」という名前になっていますが、「へび婆々」と書くつもりが誤記で「ひ」が「い」になっただけでしょう。

 なんか『怪物画本』の方、蛇の目がカワイイんですがw


---------------


haname 三つ目が蛇になったって聞いたんだけど?北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 

三つ目アイコン うん、最近食べ過ぎで体重がヘビーになったよ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"




画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




◆北見花芽のほしい物リストです♪ 



web拍手 by FC2 (IDをお持ちででない方もコメントできます)


プライバシポリシー及びメールフォーム



にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ
にほんブログ村


名称未設定 (12)