今回の「パクり本(『怪物画本』)と本家(鳥山石燕の妖怪画)を比べてみたよ」は、「山童《やまわらわ》」ですヾ(๑╹◡╹)ノ""

 鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという、意味があるのか無いのかよく分からない企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"


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『怪物画本《かいぶつえほん》』「山男」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]



『画図百鬼夜行』巻1「山童《やまわらハ》」[安永五年(一七七六)年刊、鳥山石燕作画]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。


haname【解説】 比べてみると、顔の感じがずいぶん違いますね。
特に目が石燕の方がずっと怖いです。

こちらの妖怪も説明文がありませんが、それなりにメジャーな妖怪で、『倭漢三才図会』では、「山𤢖《やまわろ》」の名で記載されています。

「わろ」と「わらわ」は同じ意味です。

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『倭漢三才図会』巻40「山𤢖《やまわろ》」[寺島良安編、文政七(1824)年刊]


『怪物画本』では、「山男」になっていますが、『想山著聞竒集』では、『倭漢三才図会』と同じ「山𤢖」という漢字に、「やまをとこ」とルビが振られているので、まんざら間違いでもないですね。
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『想山著聞竒集《そうざんちょもんきしゅう》』巻2「山𤢖《やまをとこ》」[三好想山作。嘉永三(1850)年刊]



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三つ目アイコン ねえ、ねえ、一つ目と二つ目の山童はいるのに、三つ目の山童はいないの?三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 今から君を山に捨てに行くから、君が三つ目の山童になるといいよ北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




◆北見花芽のほしい物リストです♪ 



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