江戸妖怪界隈

江戸時代の妖怪たちを崩し字と共に分かりやすく紹介します♪

2025年07月

江戸時代のUFO???~うつろ舟~

haname うつろ舟は、江戸時代のUFOとして、ちょこちょこ話題になっているので、目にされた方もおられるのではないでしょうか。

 今回は、うつろ舟について書かれた、当時の瓦版(新聞のようなもの)を紹介します。

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Utsuro-bune.jpg
Nagahashi Matajirou (Artist) - Nagahashi Matajirou: Ume-no-chiri (1844), パブリック・ドメイン, リンクによる


瓦版



【原文】【現代語訳】

△王◌干◌△
 此《かく》の如くの文字、舩の中に有り。
△王◌干◌△
 このような文字が、舟の中に書いてあります。

一 去る亥二月中、此の如くの舟、沖に相見へ申し候所、又 暫《しばら》く見へ申さず候。
 然《しか》るに、此《こ》の度《たび》、小笠原越中守様《をがさはらゑつちゆうのかみさま》御知行所《ごちぎやうしよ》、常陸国《ひたちのくに》京舎ヶ濱へ、同八月の嵐にて吹き付け申し候。
一 去年の亥年[享和三(一八〇三)年]の二月中、このような舟が沖に現れましたが、それからしばらくは姿を見せませんでした。
 ところが、小笠原越中守《おがさわらえっちゅうのかみ》様が治められている常陸国《ひたちのくに》の京舎ヶ濱に、同年八月の嵐で、その舟は打ち上げられました。

 虚舟《うつろぶね》、其の内ニ、女壱人、年の頃十九 廿《にじふ》才程にて、身の丈《たけ》六尺余り、顔の色青白く、眉毛髪赤黒く、風俗至つて美しく、器量《きりやう》ハ甚《はなは》だ美女也。
 この虚舟《うつろぶね》[木をくりぬいて作った舟]の中には、女が一人乗っていて、年のころは十九歳か二十歳で、身長は六尺[約一八〇センチ]あまり、顔の色は青白く、眉毛や髪は赤黒く、身なりはとても美しく、顔立ちもすごい美女です。

 音声ハ甲走《かんばし》りて大音《だいおん》也。
 声は甲高《かんだか》くて大音量です。

 又、白木《しらき》の弐尺ばかりの箱、離さず抱い、大切なる物ニや、辺りへ決して人を寄セ付けぬ也。
 また、白木の二尺[約六十センチ]くらいの箱を離さずに抱えており、大切なものなのか、近くに全く人を寄せ付けません。

一 敷物壱枚、至つて柔らかな物。
一 食物、肉類《にくるい》にて、練《ね》りたる物。
一 茶碗の様《やう》成る物一ッ、美しき模様有り、石とも見えず。
一 火鉢らしき物一ッ、鉄とも見えず。
一 たいそう柔らかな敷物が一枚。
一 食べ物は肉類を練ったもの。
一 美しい模様の、石製ではない、茶碗のようなものが一つ。
一 鉄製ではない、火鉢のようなものが一つ。

綿なる様《やう》の織物、色、萌黄《もへぎ》也。
小鉤《こはぜ》、水晶。
金の筋、天鵞絨織《びろうどおり》
綿のような織物で、色は萌黄色《もえぎいろ》です。
留め具は水晶。
金の筋はビロード織。

縁《ふち》、黒塗り。
何《いず》れ、木は紫檀《したん》、白檀《びやくだん》
窓、びいどろ、水晶也。
鉄にて朱塗り、横、三間《さんげん》也。
筋金《すじがね》、南蛮鉄《なんばんてつ》也。
舟の高サ、壱丈壱尺。
縁《ふち》は黒塗り。
使っている木はどれも紫檀《したん》や白檀《びゃくだん》。
窓はビードロや水晶です。
鉄製で朱塗り、横幅は三間[約五メートル五十センチ]です。
筋金《すじがね》は南蛮鉄《なんばんてつ》です。
舟の高さは一丈一尺[約三メートル三十センチ]


haname 前回のアマビエやアマビコのように、噂話の類だとは思うのですが、漂着したUFOと宇宙人だとしたら、ロマンがありますよね。

 ちなみに、女性が持っていた箱の中身は、男の生首だと言う説があります、ガクブル。


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三つ目アイコン 何度見ても、僕にはどんぶりにしか見えないよ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 美女の方には目がいかないのね、色気より食い気だね北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 




江戸「うつろ船」ミステリー
加門 正一
楽工社
2009-01-01




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越後国に現れたアマビコ ~アマビエの元ネタ?~

haname せっかくなんで、アマビエの元になった、アマビコに関する文献も紹介しておきます。

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「越前国主記」(坪川家文書・福井県文書館)

※画像の調整、赤字の書入れは筆者。


【原文】【現代語訳】

 越後国浦辺ニ而《て》、海中より出候ひ而、
 越後国[新潟県]の海岸で、海の中から海彦《あまびこ》という者が出て来て、

「當辰年、日本之人、七歩通り死す可《べ》し。
「今年、日本人の七割が死ぬだろう。

 我が形の繪圖を見たる人は死を逃るゝ」
 私の姿を描いた絵を見た人は、死なずに済む」

 となん申しき。
 と言いました。

 天保十五年辰春
 天保十五[一八四四]年、辰年の春。

 海彦《アマビコ》之形
 
海彦《あまびこ》の姿 


haname【解説】

 アマビエと同じような内容です。
 私の姿を描いた絵を見せよと。
 ナルシストですねw

 ふと、「海彦《アマビコ)」と対になる妖怪は「山彦《ヤマビコ》」だなあと、何となく思いましたヾ(๑╹◡╹)ノ"


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三つ目アイコン なんか僕の絵をみんな見てるんだけど???三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname どうやら三つ目をアマビコとみんな間違えたみたい。。。北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 


病と妖怪 ―予言獣アマビエの正体 (インターナショナル新書)
東郷 隆
集英社インターナショナル
2021-04-07









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北見花芽

文学やったり音楽やったり美学を貫いたりしてる自由人です♪
一応、それなりに江戸文学の専門的な研究をして、それなりの学位を取得していますヾ(๑╹◡╹)ノ"

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