浮き憂き江戸文学♪

江戸時代の作品を崩し字と共に分かりやすく紹介します♪

2024年08月

[14]「雨女」~徹底検証!『怪物画本』と鳥山石燕の妖怪画~

haname 今回の「徹底検証!『怪物画本』と鳥山石燕の妖怪画」は、「雨女」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『今昔百鬼拾遺』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「雨女郎」
[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]




『今昔百鬼拾遺』巻三「雨女《あめおんな》」[安永十(1780)年刊、鳥山石燕作画]



※画像の調整、赤字の書入れは筆者。


【原文】
【現代語訳】
   
   雨女《あめおんな》
   雨女《あめおんな》

 唐土《もろこし》巫山《ふざん》の神女《しんぢよ》ハ、朝《あさ》にハ雲《くも》と成《な》り、夕《ゆうべ》にハ雨《あめ》と成るとかや。
 中国の巫山《ふざん》の神女は、夢の中で楚《そ》の懐王《かいおう》と契り、
「これからは、朝は雲となり、夕暮れには雨となって、この屋敷に現れるでしょう」
 と言ったそうです。

 雨女《あめおんな》も斯《か》ゝる類《たぐゐ》の者なりや。
 雨女も同じタイプの者なのでしょうか。


haname【解説】

 巫山の神女のことが書かれているだけで、この雨女がどんな妖怪かはよく分かりません。
 雨が降る日に会えるんですかね?

 挿絵もよく分かりませんが、舌を出してアメ(飴)を舐めているというシャレでしょうか?
 行灯の三《み》つ星紋も飴《あめ》が蜜《みつ》のように甘いということを意味してるんですかね?
 多分違いますがヾ(๑╹◡╹)ノ"

 そういえば、舐め女って妖怪もいるのですが、雨女と関連があるのですかね???
 丁度、油を舐めるのにもってこいの、行灯も描かれていますし。


---------------


三つ目アイコン 僕は雨男だよ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 君は雨に降られても、髪が濡れないから良いね北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




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[13]「ぶるぶる」 ~ 徹底検証!『怪物画本』と鳥山石燕の妖怪画 ~

haname 今回の「徹底検証!『怪物画本』と鳥山石燕」は、「ぶるぶる」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"
※アクセス数が一桁の日ばかりなので、無駄な抵抗とは思いますが、タイトルを変えてみましたヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『画図百鬼夜行』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「ぶる/\」
[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]




『今昔画図続百鬼』巻三「震々《ぶる/゛\》」[安永八(一七七九)年刊、鳥山石燕作画]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。



【原文】
【現代語訳】
   
   震々《ぶる/゛\》
   震々《ぶるぶる》



 震々《ぶる/゛\》、又、ぞヾ神とも、臆病神《おくべうがミ》とも言ふ。
 震々は、ぞぞ神とも、臆病神とも言います。

 人。恐るヽ事有れば、身《ミ》、戦栗《センりつ》して、ぞつとする事有り。
 是《これ》、此の神の襟元《ゑりもと》に憑《つ》きし也。
 人は怖い事があると、体が震えあがって、ぞっとしたりします。
 この現象は、この神(=震々)が襟元《えりもと》に憑《と》りついたことにより起こります。


haname【解説】

 なんだか、『怪物画本』の方は、鳥山石燕と比べると、震々の顔に迫力が無いですね。

 挿絵は、開墾していたら、震々を掘り当ててしまった、みたいな感じの絵が描かれていますが、意味不明ですよね。
 そこで、「震」という字を調べてみると、占いの八卦《はっけ》の一つに「震」があり、「木」の属性を持つそうです。
 なので、挿絵は、木を引っこ抜いたら、木の属性を持つ震々が出てきたということなのかなと。


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三つ目アイコン うう、体がぞくぞくする、ぶるぶるに憑りつかれたのかなあ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname いや、全裸でいるからだよ北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




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[11]「姥が火」対決! ~『怪物画本』VS 鳥山石燕~

haname 今回の「『怪物画本』VS 鳥山石燕」は、「姥が火」対決ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「宗玄火《そうげんび》」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]



『画図百鬼夜行』巻二「姥が火《うばがび》」[安永五年(一七七六)年刊、鳥山石燕作画]
[江戸東京博物館所蔵 
CC BY-SA 4.0]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。



haname【解説】

 姥が火に関しては、以前に詳しく検証したので、過去記事ご参照くださいませ。



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三つ目アイコン ねえ、ねえ、姥ガービィーのことだけどさ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 星のカービィーみたいな言い方するな!北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




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北見花芽

文学やったり音楽やったり美学を貫いたりしてる自由人です♪
一応、それなりに江戸文学の専門的な研究をして、それなりの学位を取得していますヾ(๑╹◡╹)ノ"

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