haname 今回の「パクり本(『怪物画本』)と本家(鳥山石燕の妖怪画)を比べてみたよ」は、「火消し婆」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという、意味があるのか無いのかよく分からない企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『今昔画図続百鬼』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。

怪物画本Konjakuzokuhyak2Tori_0009
Konjakuzokuhyak2Tori_0009+

『怪物画本《かいぶつえほん》』「吹つ消し婆々」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]




『今昔画図続百鬼』巻2「火消婆《ひけしばゞ》」
[安永八(一七七九)年刊、鳥山石燕作画]


※画像の調整、赤字の書入れは筆者。



【原文】【現代語訳】

   火消婆《ひけしばゞ》
   火消し婆《ばば》

 夫《そ》れ、火ハ陽氣《やうき》なり。
 妖《よう》ハ陰氣《いんき》なり。
 そもそも、火は陽の気で、妖は陰の気です。

 烏羽玉《うばたま》の夜《よ》の暗きにハ、陰氣《いんき》の陽氣《やうき》に勝つ時なれば、火消婆《ひけしばゞ》も有るべきにや。「烏羽玉《うばたま》の」は「夜」に掛かる枕詞]
 暗い夜は、陰気が陽気に勝つ時間帯なので、火消婆《ひけしばば》も現れるのでしょうな。


haname【解説】

 火消し婆に関しては、以前に取り上げたので、詳しくは過去記事をご参照くださいませ。


 ちなみに、水木しげる先生は、この妖怪を「吹き消しばばあ」という名で紹介しているので、このことからも、水木先生が『怪物画本』を見ていたのは確かでしょう。


---------------

三つ目アイコン 火消し婆に僕のスキャンダルの火消しをしてほしいよ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"

haname 君はスキャンダルが出るほどの有名人じゃないだろうが北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 




画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




◆北見花芽のほしい物リストです♪ 



web拍手 by FC2 (IDをお持ちででない方もコメントできます)


プライバシポリシー及びメールフォーム



にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ
にほんブログ村


火消婆