
鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという、意味があるのか無いのかよく分からない企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"
鳥山石燕の妖怪画(『今昔画図続百鬼』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"
鳥山石燕の妖怪画(『今昔画図続百鬼』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"
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『怪物画本《かいぶつえほん》』「吹つ消し婆々」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]
『今昔画図続百鬼』巻2「火消婆《ひけしばゞ》」[安永八(一七七九)年刊、鳥山石燕作画]
※画像の調整、赤字の書入れは筆者。
【原文】【現代語訳】
火消婆《ひけしばゞ》
火消し婆《ばば》
火消し婆《ばば》
夫《そ》れ、火ハ陽氣《やうき》なり。
妖《よう》ハ陰氣《いんき》なり。
そもそも、火は陽の気で、妖は陰の気です。
そもそも、火は陽の気で、妖は陰の気です。
烏羽玉《うばたま》の夜《よ》の暗きにハ、陰氣《いんき》の陽氣《やうき》に勝つ時なれば、火消婆《ひけしばゞ》も有るべきにや。「烏羽玉《うばたま》の」は「夜」に掛かる枕詞]
暗い夜は、陰気が陽気に勝つ時間帯なので、火消婆《ひけしばば》も現れるのでしょうな。

火消し婆に関しては、以前に取り上げたので、詳しくは過去記事をご参照くださいませ。
ちなみに、水木しげる先生は、この妖怪を「吹き消しばばあ」という名で紹介しているので、このことからも、水木先生が『怪物画本』を見ていたのは確かでしょう。




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